原題:HOW TO WIN FRIENDS AND INFLUENCE PEOPLE
読むきっかけ
カーネギーの「人を動かす」って本は人間制御用のプロンプト集だよなw
— null-sensei | Manus Fellow Japan (@GOROman) February 13, 2025
そうなんだ、と思って購入。
感想
読んでいると確かにそう感じるし、これを読んでいると周囲に知られたくないかもしれない(それを意図していなかったにせよ、言動の意図をこの本の内容に照らし合わされてしまうので)。
少し前に流行った健常者エミュレータ的な用法もできる。
目次を以下に記載する。
- 人を動かす三原則
- 盗人にも五分の理を認める
- 重要感を持たせる
- 人の立場に身を置く
- 人に好かれる六原則
- 誠実な関心を寄せる
- 笑顔を忘れない
- 名前を覚える
- 聞き手に回る
- 関心のありかを見抜く
- 心からほめる
- 人を説得する十二原則
- 議論を避ける
- 誤りを指摘しない
- 誤りを認める
- 穏やかに話す
- ”イエス”と答えられる問題を選ぶ
- しゃべらせる
- 思いつかせる
- 人の身になる
- 同情を寄せる
- 美しい心情に呼びかける
- 演出を考える
- 対抗意識を刺激する
- 人を変える九原則
- まずほめる
- 遠まわしに注意する
- 自分の過ちを話す
- 命令をしない
- 顔をつぶさせない
- わずかなことでもほめる
- 期待をかける
- 激励する
- 喜んで協力する
一番最初の三原則を特に押さえればよい。残りの原則は全てそれの応用例である。
「議論を避ける」とか、「誤りを指摘しない」というのは不誠実な態度のように見えるが、この本の目的は「人を動かす」ことである。その人に何をして欲しいのかを念頭におけば、すべきでない議論や指摘すべきでない誤り、さらにはその人を動かす意味の有無まで(!?)目を向けることができるのではないかと思う。