脳の速度制限、速い知覚と遅い思考のパラドックス - 日本経済新聞
頭のなかで様々なことを考え感じているのに、それをリアルタイムで表現して伝えることができないと感じることがままある。自身もこの問題に悩まされている起業家のマスク(Elon Musk)は、人間の脳をコンピューターに直接接続し、高速で話したり書いたりできるインターフェースの開発を目標に掲げている。 だが、もしマスクが将来開発に成功しても、おそらくがっかりするだろう。Neuron誌に報告された最近の研
脳の速度制限、速い知覚と遅い思考のパラドックス - 日本経済新聞 favicon https://www.nikkei.com/article/DGXZQOSG063W70W5A600C2000000/?n_cid=SNSTW005
脳の速度制限、速い知覚と遅い思考のパラドックス - 日本経済新聞

関連:語るためには、内容を圧縮して自分の言葉にする必要がある

人はこの処理速度の差のために情報の圧縮を要求されており、それによって学習が進んだのではないかと思った。オートエンコーダなんかはこれを計算に落とし込んだ技術だと思うし、attention も圧縮の過程に関連したものだと思う。

もし人間の入出力の処理速度が同程度だったら(あるいは遠い将来に実現したら)、どのような知能の獲得の形態になるのだろうと思う。圧縮が不要になって、これまでには見逃されていた細かいところに気がつきそうな気もするし、一方で汎化性能は低下しそうな気がする。数学の問題の答えを丸写ししても理解は進まないように。

関連していそうな発想

Information bottleneck method - Wikipedia
Information bottleneck method - Wikipedia favicon https://en.wikipedia.org/wiki/Information_bottleneck_method